一の宮酒造
大田市大田町大田ハ271-2
0854-82-0057
http://www.ichinomiya-s.jp
見学不可・試飲可・販売あり
JR山陰線大田市駅より車5分
大田市内を悠々と流れる三瓶川沿いに沿って佇む静かな町並みの中に、細長い煙突が見えます。
創業明治 29 年。蔵は戦国時代の多くの大名や武将の争奪の的となった石見銀山の玄関口、島根県大田市の中心部に位置していま。
「銘酒は良い水から生まれる」と言われるように日本酒の組成の約 80 %は水であり、“酒の命の源” です。
良質の酒米はもちろん、特に水に拘っていらっしゃいます。雄大な三瓶山の麓から湧き出る伏流水を抗酸化力の高い水にして仕込みに使用し、また、こちらで紹介してするお酒は、熟成後醸し出した新酒の風味を出来るだけそのままの状態で味う為めに、無濾過(活性炭の使用を一切せず)・瓶燗方式(生酒を瓶詰めした状態で加熱処理)による火入れ後、急冷・冷蔵貯蔵し品質管理され、熟練の杜氏による昔ながらの手造りによる酒づくりをしていらっしゃいます。
一の宮酒造では、数々の新たな取り組みをしていらっしゃいます。大田市内の 酒米生産者・酒販店・JA・市役所のメンバーで「地米酒クラブ」を発足。
栽培が難しく途絶えていた酒米「改良八反流」を復活。2004年には、地元のバラ園とコラボし、薔薇の酒「イヴレス・ロゼ」が誕生しました。
まるでロゼワインのような色と味わいは、新しいタイプの日本酒ベースのリキュールとして県内外から注目を集めました。
社長の浅野浩司さんの「日本酒が苦手な若い世代にも受け入れてもあられるお酒を」という思いを受けてベテラン杜氏が初挑戦し誕生したのが、独自の瓶内発酵技術を取り入れたアルコール度数が5.5%以下の低アルコール発泡清酒「雪香」です。酒米に地元産の改良八反流を使用しているところに、一の宮酒造のこだわりを感じます。