板倉酒造

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出雲市塩冶町468
℡ 0853-21-0434
見学可・試飲可・販売有り

創業は明治4年。代を重ね酒造りの歴史は130有余年。酒名『天穏』は日蓮宗の経文から抜粋して命名した由緒あるものです。
“味と香りに生きる手造りの酒”をモットーに、原料の酒米は良質の五百万石、神の舞、新品種佐香錦など島根県産米並びに兵庫県山田錦米を使用していらっしゃいます。
全国新酒鑑評会で過去9回金賞受賞蔵です。
出雲は出雲風土記にもありますように、酒造りの発祥の地として松尾神社もあり、出雲を代表する銘酒として多くの人に親しまれています。
一貫した技と水と原料米への徹底したこだわり。仕込水は北山々系、 鳶巣本陣の伏流水で中硬水を使用。 元気のいい発酵を特色としています。
日本酒度は吟醸酒クラスでプラス五。 一般酒でプラス、 マイナス零といってもいい値。 販路は主として出雲市と簸川郡内卸問屋。
そして現在では首都圏を始め全国に流通するようになりました。
銘醸 『天穏』 の蔵元板倉酒造は明治四年の創業。板倉家九代佐次郎が酒造りをはじめ、現在の当主十三代板倉靖雄氏は酒造り五代目。
天穏という酒名には 当家の宗門である日蓮宗本山要法寺管主だった 当塩冶出身の坂本御前により大正五年に命名されました。

燗の温度で変わる燗の顔
35℃で人肌燗、40℃でぬる燗、45℃で上燗、50℃で熱燗。
 燗といっても様々ですが、お猪口などの酒器に注いで、実際に口の中に入ってくる時点での温度を考えると、天穏のお奨め温度は50℃くらいの熱めにお燗をつけるのがオススメです。
 猪口に注がれたお酒は少し温度が下がり、飲まれる時には体温に近く身体に優しい適温となります。
そうすることで本来持っているお酒の味わいをよく感じて頂けると思います。

「燗冷まし」=まずい酒
一昔前とも言えないでしょうか、現在でもお燗をして冷めてしまったお酒である、通称:『燗冷まし』のお酒はベタッとした甘みが残るためか敬遠されがちです。
ただそれは醸造アルコール、水あめなどの糖類、酸味料によって調味したお酒が冷めてしまったものであって、きちんと醗酵させた純米酒の『燗冷まし』は、味わいがまろやかとなり優しい口あたりとなります。
ですので、あえて熱めにお燗をして少し冷めてから飲むという楽しみ方もあります。

これからの常識「割水燗}
今、飲まれているお酒のアルコール度数が自分には高い、または、長くゆっくり飲みたいという方には、『割り水燗』というのをお奨めします。
 私たちが定番の商品として出荷しているお酒のアルコール度数は、通常15%台ですが、これも言うなれば瓶詰め前にタンクの中の原酒(アルコール度数18~19%)を15%台まで『割り水』してから製品化しているのです。
ただ、この15%台というのは、私たちが一番バランス良い味わいだと思っているだけで、飲まれる人がご自分で飲みやすい度数まで割って飲まれてもいいと思います。

 

 

板倉酒造