金鳳酒造有限会社
安来市清井町343
創業明治2年(1869年)
TEL0854-27-0111
FAX0854-27-0112
見学不可

山本喜三右衛門が明治2年「菅井屋」なる造酒座(酒造権利)を買入、酒造業を創業致されました。
創業当時の酒銘は「志ら鹿」その後「緑山」を経て二代目山本嘉四郎氏が「金鳳」とし登録商標とされました。
「金鳳」の酒銘は、古代中国で聖人と共に世に現われたとされる鳥「鳳凰(ホウオウ)」に由来します。
鳳凰は雄を鳳、雌を凰と言い仲むつまじく梧桐(アオギリ)の木に住み自らの姿を泉に映すとその泉は甘い泉となり、その水を飲むとされる不老不死の幻の霊鳥です。
この鳳凰の一字「鳳」に「金」を冠して「金鳳」と致されました。
昭和12年、三代目山本嘉四郎氏が、襲名するはずであった禄郎ですが、36歳の若さで冬の大山で遭難し帰らぬ人となり、長男の士郎は当時まだ9歳。
長じて家業に専念するようになっても父親への敬慕の念は強く、「山は大山、お酒はキンポー」としたコマーシャルのキャッチフレーズは広く親しまれるようになりました。
酒質面では昭和12年の大蔵省日本醸造試験所審査会に於て全国第一位を獲得したのを始め、その後順位付けは行なわれなくなったものの毎年
全国・広島局の鑑評会でも優秀な成績をおさめていらっしゃいます。平成4年の春(特級は平成3年)に長年慣れ親しんだ級別制度が廃止されましたが
昭和35年には島根県で初めての特級酒を発売し、当時から高品質酒に積極的に取り組んでいらっしゃいます。

 

 

 

金鳳酒造有限会社