建御名方神が諏訪に入った頃の諏訪湖周辺は一面の萱の原であたといい、そこを御子神達と共に開拓して農業養蚕を広めていったと伝えられています。建御名方神には二十二神がいたとされ、その内信濃の国の開拓に功績があった十三神を若宮社に祀ってあります。また各所に親神の建御名方神と八坂刀売命とを加えて祀っている「十五社」という神社もあります。また、個別に祀られているものは、内県神を祀った千鹿頭神社、彦神別を主祭神とする建御名方神富命彦神別神社などがあります。御子神達と共に尽力して土着化して行った事から現在でも信仰を集めています。

 

建御名方神一族の信濃開拓