「因幡の白兎」の神話は、広く知られていると思います。ずる賢い兎が痛い目に遭う話ですが、その兎を助けたのが大黒様だったという話です。
この大黒様が、大国主大神のことです。「因幡の白兎」は、「古事記」の中で大国主大神が物語に初めて登場する一場面です。
大国主大神は、おおくの兄神達の荷物を持たされ、兄神達に遅れをとりながらも、とても美しいと評判の姫の所に求婚をしに行く途中で兎と出合います。
神話のうえでは、兄神達の荷物の入った袋を持っていた事になっていますが、福の神と慕われる大黒様だけに後世では、幸せをもたらす福袋を担いで
いたとの言い伝えに変わってきています。
因幡の白兎を救った大黒様が抱えていた袋の中身