大国主大神は、試練を乗り越えるごとに名前を変え、最後には偉大なる神にふさわしい堂々たる名前になりました。
最初の名前は大穴牟遅神(おおおあなむじのかみ)最初の名前で語られる大国主大神はいじめられっ子で、多くの兄弟神
達に2度も殺されます。しかし、母神のお陰で生き返りました。黄泉の国の須佐之男命を頼って行くと、今度はその須佐之男命から
次々と試練を与えられます。これは憎しみと言うより根性試しでした。大国主大神は数々の苦難を乗り越えていきますが、派手なパフォーマンス
が無く、地味な印象もありますが、粘り強く「古事記」に記されている神は、死んだのに生き返る例は、大国主大神以外はありません。
その生命力の強さから病気を治し、命を蘇らせる神としても崇められてきました。国を譲ってからの大国主大神は、大地の主となりました。
大国主大神