ソデイカは大きなものでは体重が20kgを越え、食用になるイカとしては最大です。英名を「ダイヤモンドスクイッド」と呼び、左右に広げたヒレの形状がダイヤモンドの形をしていることから
このような名前が付けられたようです。島根県では「アカイカ」、「ベニイカ」、「ドータリイカ」、などと呼ばれています。もともと暖海性のイカで、
夏から秋にかけて対馬暖流に乗って日本海に入ってきますが、海水温が低下してくると衰弱し、死んでしまいます。寿命は他の多くのイカと同じように1年といわれています。
中には冬の季節風に乗って浜に打ち寄せられるものもいます。このイカは2匹が連れ立って打ち寄せられることが多く、心中イカなどと呼ばれています。
洋上でも2匹ずつ遊泳するところを目撃されていますが、調査によれば必ずしも雌雄ではなく、親に反対された末の心中ではないようです。
出雲では、1杯捕まえると必ずそのまま海に着けておき、相方が来るのを待ち捕まえます。

 

 

 

 

 

紅イカ