島根では、東部を拠点とする出雲杜氏、西部を拠点とする石見杜氏、兵庫からの但馬杜氏が、それぞれの特徴を生かし酒造りを行っていらっしゃいます。
中でも出雲杜氏のレベルは高く、全国から注目を集めていらっしゃいます。以前は、農家の方が冬の出稼ぎとして杜氏をしていらっしゃったようです。
収穫の秋が終わり、冬の訪れと共に、酒造りが始まり、春の訪れと共に酒造りが終わります。そして、田植えが始まります。稲作と酒造りはスパイラルの
円を描くように繋がっています。大正時代より、秋鹿杜氏組合、小境杜氏組合、古曽志杜氏組合、大野杜氏組合と広域化し「出雲杜氏組合」が発足し
独自の資格試験や、講習会を開催しお互いの酒造りのレベルを向上していたようです。
出雲杜氏の特徴