温泉に浸って一杯やり、歌や踊りでストレス発散する。これが古代出雲人の娯楽と聞けば親しみが湧いてきます。
「老若男女がひっきりなしにやって来て、日ごと市が立つかの様な賑わいで、その人々が入り交じって酒宴を楽しんでいる。」
意宇郡忌部神戸の条。と記されています。これは現在の玉造温泉について述べられた文章で、古代から有名な行楽地だったようです。
仁多郡の湯村温泉も薬湯として知られ、人々が日夜連なり往来すると記されています。
現在とほとんど変わらない温泉地の風景です。

 

 

奈良時代、レクレーションは温泉と宴会