一般庶民は、粗末な掘立柱建物や竪穴式住居に住み、祖・庸・調などの税や労役を課せられ、生活は苦しかったようです。
しかし、出雲の民は自然の恵みを享受し、穏やかで豊かな暮らしをしていたようです。「出雲国風土記」に記されている様子を見る限り
「出雲大川の両岸の辺りは、地味が肥沃で五穀の作物や桑・麻が枝もたわわに実り、草木が 茂って、人々の潤いの楽園であったようです。
河には、鮎、鮭、鱒、イグイ、鰻などが泳ぎ回っていたようです。初春から晩秋まで、筏が川を往来する)出雲郡出雲大川の条と記されています。

 

 

 

 

奈良時代、豊かな暮らしの出雲の民