源流は朝鮮半島からきたようです。弥生時代前期にその原型が渡来し、弥生時代中期の方形貼石墓を経て四隅突出型墳丘墓になったと考えられています。
弥生時代中期後半に広島県三次盆地周辺で四隅墓が誕生し、後期になると出雲を中心に山陰地方そして北陸地方へ広がっていったようです。
近年、出雲の青木遺跡から最も古いタイプの四隅突出型墳丘墓が見つかり、出雲が起源であると考えられる様になりました。
四隅が突出する意味は、古代中国や朝鮮半島で見られる様な棺の四隅に石を置く事で埋葬者に邪霊が付くのを防ぐためだと考えられます。
一方、通路だとする考えもあり未だに定説はありません。

 

 

四隅突出型墳丘墓の起源