八俣の大蛇伝説の舞台、斐伊川かつては「出雲大川」と呼ばれていました。昭和47年(1972)支流の赤川河川改修工事が進む中、工事に伴って
「出雲国風土記」にも名を連ねる神原神社が移築されることとなり、本殿の下にあった古墳の発掘調査が行われました。
それまでは、箱式石棺を持つ小規模の円墳があると考えられていましたが、本格的な調査の結果、出雲地方でも古い時期に属する古墳であり、
細長い竪穴式石室を有する大型の方墳と判明しました。石室内部には、鉄製太刀を初めとする多くの鉄器と共に、一面の三角縁神獣鏡が出土しました。
しかも、その背面には「景初三年」の名文が刻んでありました。

 

 

 

卑弥呼の鏡が出土した?