平田一式飾りの由来は、平田の町に疫病が流行した際に、御神幸(おたび)をすることにより疫病が退散したため、寛政5年(1793)
平田寺町の住人で表具師の結便屋十兵衛が、感謝の気持ちを込めて茶器一式で大黒天像を作って天満宮の御神幸に奉納したことに始まって
いるそうです。一式とは、陶器や金物、仏具等その道具類に限定することで、それらを使い分け、歴史上の人物や歴史上の場面を再現し
奇抜な構想、技巧を駆使し飾り競い合う民族芸術です。平成元年には、無形民俗文化財に指定され、毎年7月の天満宮の祭りには、
各町内の飾り宿に飾られています。

 

 

 

 

平田町の一式飾り