「古事記」で現世と冥界をつなぐとされた黄泉比良坂(伊賦夜坂)について、江戸時代の国学者、平田篤胤らは
「日本書紀」にある神社「言屋社(いふやのやしろ)」と「出雲の国風土記」にある神社「伊布夜社(いふやのやしろ)」
を現在の揖屋神社(いやじんじゃ)だとして、現在の揖屋腸一帯を冥界との境界と考えました。
地元の人が昭和15年(1940)、揖屋神社南方の谷間に「神蹟黄泉平坂伊賦夜坂伝説地」と記された石碑を建て、顕彰を始めました。
現地には、千引岩(ちびきのいわ)を連想させる大岩があります。
北川景子さん主演の映画「瞬 またたき」2010年公開の映画では、重要なシーンの撮影地になり、注目を集めました。
今でもここを訪れる人は絶えません。
黄泉比良坂(よもつひらさか)