浮浪に滝で修行した僧の一人が弁慶です。弁慶と言えば源義経の家来で、おとぎ話に出てくる人物として
有名ですが、豪傑ぶりでも名を知られた人物です。彼は平家を倒した後、東北に落ちる源義経に従い
衣川の戦いで義経と伴に戦死したとされています。弁慶の仁王立ちを始めとして多くのエピソードを
残しています。その中の一つに出雲誕生伝説があります。松江で生まれ、18歳の時から三年間鰐淵寺で
修行したということです。その後比叡山に移り源義経に出会ったと伝えられています。
弁慶は平家を倒した後、再び出雲に戻り鰐淵寺の身を寄せていたそうです。
その時、大山町にある大山寺の釣り鐘を担いで持ち帰ったという伝説が残されています。
一夜のうちに約100㎞離れた所から担いで持ち帰ったという伝説です。
今でも平田町の青年達が伝説を継承しています。
この釣り鐘は、出雲古代歴史博物館で見ることが出来ます。
弁慶