オオクニヌシを祭神とする出雲大社は、本殿の高さが他の神社と比べると際だって高事でも有名です。
出雲大社は、大社造りという様式で建造されています。切り妻造り、妻入りという独特の建築様式です。
其の特徴として、地面から本殿までの柱の長いのがあげられます。言い換えれば足が長くスマートで背が高い
神社建築です。しかし、重心が高く不安定という欠点もあります。
現在の本殿は、1744年江戸時代後期の建物です。設計図はその前の遷宮、1667年の時の物を踏襲しています。
本殿の高さを見ると、地面から千木までの高さが八丈(約24㍍)で、日本一の高さを誇っています。
伝承では、古くは倍の16丈あったとされ、更にそれ以前は32丈の高さを誇った超高層神殿であったとされています。
32丈とは現在の高さに換算すると約96㍍です。
970年源為憲(みなもとのためのり)「口遊」をみると、当時の高層建築物のベスト3として、出雲大社が一番で
二番が奈良の東大寺の大仏殿、三番が平安京の大極殿と記されています。
出雲大社の社殿の高さは。日本一