松江城は、南に流れる大橋川を外堀とする輪郭連郭複合式平山城で、天守の構造は4重5階・地下1階、2重の櫓の上に3階建ての
望楼式櫓をのせています。
山陰地方唯一の現存天守としても知られています。
外観ですが、正面入り口は鉄延板張りの大戸、枡形の附櫓、天守下層は、黒色の下見板張りで防御面が配慮され、上層は入母屋千鳥破風に
華頭窓が付いています。この大きな千鳥破風から「千鳥城」呼ばれています。
質実で有りながら、華麗さを併せ持つ、桃山時代初期の天守の姿を現代に伝えています。
天守台の石積みも「牛蒡済」と呼ばれる古い形式がそのまま残り歴史の重みを感じさせ、風格のある佇まいは、名城を感じさせます。

 

松江城の特徴