鳥取県日南町と島根県奥出雲町との県境にある標高1,142mの山。有名な神話「八岐のおろち」の舞台となったことで知られています。
山頂にはスサノオがオロチを退治したときに尾から出た剣「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」が出土したことを記す
「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)出顕の地」の碑が建っています。眼下には神話の里、伯耆、出雲が広がり、
山頂付近には国の天然記念物で世界最大の「イチイの木」が2000年もの間、人々を見守り続けています。
霊峰の山として知られる船通山山頂では毎年7月28日に奉納神振行事「宣揚祭」が行われ、神楽「剣の舞」が奉納されます。
日南町からは2つの登山コースがあり、春は山頂までの間、鳥のさえずりを聞きながらキンポウゲ、トウダイグサ、サンインシロガネソウ、
ツツジ、ブナ、コブシ、ゴマギなど多くの山野草や木々を楽しむことが出来ます。5月の連休頃には、山頂にカタクリの花が咲き誇り、登山客を楽しませてくれます。
☆船通山