嘉永3年(1850)~明治37年(1904)
ギリシャのレフカダに生れた小泉八雲は、明治23年(1890)に来日し、明治29年(1896)から亡くなるまで、新宿で暮らしました。
八雲は失われつつあった、古き良き時代の日本の風俗を広く世界に紹介しました。
『知られざる日本の面影』から始まる八雲の日本への研究は、『骨董』『怪談』、そして、日本研究の集大成ともいえる『日本-一つの解釈-』まで多くの著書として発表されました。
自らの体験に基づいて書かれている八雲の作品には、現在でも高い評価が寄せられています。
また、八雲は教育者としても多くの人々に影響を与えました。
東京帝国大学(現・東京大学)文科大学や早稲田大学では、後に文芸界で活躍する多くの人々がその教えを受けています。
このように、この新宿の地で晩年を過ごした小泉八雲は、近代日本に多大な影響を与え、今なお多くの人々に愛されています。
☆小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)