出雲大社(出雲市大社町)の神楽殿に設置する国内最大級のしめ縄が飯南町で製作されている。地元の「頓原しめ縄クラブ」が稲わら約5トンを使い、長さ13・5メートルに仕上げる。
7月8日の完成に向け、作業が大詰めを迎えた。
旧町民体育館(同町頓原)を作業場に借り受け、3月中旬に着手。町内約1・5ヘクタールの田んぼから稲わらを集め、手作業で芯のロープに巻き付けた。
5月末までに束(長さ16メートル、中央部の直径1・3メートル)2本がほぼ完成した。
7月8日に、2本の束を屋外に搬出。クレーンで左ひねりのらせん状になう「大黒締め」に仕上げる。最も太い部分で胴回り約8メートルの巨大なしめ縄は、
土地を引き寄せた「国引き神話」の綱をイメージさせる。翌9日、神楽殿に取り付ける。
クラブは30~80代の約20人。出雲大社の分院や熊野大社(松江市)など全国約20カ所の神社のしめ縄づくりを手掛けています。
ちなみに、出雲大社の大注連縄は、逆の回し方で、謎とされています。
大しめ縄新調「大遷宮に」